築浅の一戸建ては早めに売却したほうが良い?価格や売却のコツも解説
一戸建てを良い条件で売却するには、タイミングが大切です。
本記事では、築浅の一戸建てを売却する理由や価格が下がる前に売却を検討したほうが良い理由、売却のコツについても解説します。
練馬区で一戸建ての売却を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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築浅の一戸建てを売却する理由とは?
多くの方は、建てたばかりの築浅物件が内装や設備が新しいため売れやすいと考えがちですが、実際には簡単に売れるわけではありません。
では、なぜ築浅の一戸建てを売却するのでしょうか。
築浅の一戸建てを売却する理由と、売却時の注意点を解説します。
築浅の一戸建てを売却する理由
築浅の一戸建てを売却するきっかけには、以下のようなものがあります。
●子どもの誕生や自立など、家族構成の変化
●離婚や転勤
●住宅ローンの返済が困難
●教育費や医療費など、大きな出費が必要になった
●介護を理由に親の実家に同居するため
上記以外にも、近隣とのトラブルが発生するなど、さまざまな理由で売りに出されることもあります。
計画していたよりも早く売却することになるケースは珍しくなく、想定外の環境の変化や経済的な理由が背景にあることが多いです。
売却時の注意点
築浅の一戸建てを売却する際は、その理由を明確に伝えることが重要です。
新しい物件が売り出されると「なぜこんなに新しいのに売却するのか?」と疑問を持つ方がいます。
なかには「物件に欠陥があるのではないか」あるいは「周辺環境に問題があるのではないか」と心配する方もいます。
このような不安を抱えたままでは、購入に踏み切ることが難しいです。
そのため、どんな理由であれ、売却する背景をはっきりと説明することが大切です。
売却の理由を説明すると、購入希望者は安心感を持ち、物件を検討する際にプラスの要素として考えてくれるでしょう。
また、築浅の一戸建てを売却する際に、物件に欠陥がある場合は、その事実を買主に告知する義務があります。
欠陥の種類には以下のようなものが含まれます。
●物理的瑕疵:雨漏り、シロアリ被害、床下の浸水、耐震強度の不足など
●法律的瑕疵:建築基準法違反、消防法違反など、法律に違反している状況
●心理的瑕疵:過去に自殺や殺人事件、事故死などがあった場合
●環境瑕疵:騒音、異臭、隣人とのトラブル、嫌悪施設の近隣にあるなど
上記のような欠陥が存在する場合、購入希望者の意思決定に重大な影響を及ぼす可能性があるため、事前に明確に伝える必要があります。
欠陥を隠して物件を売却した場合、後に契約不適合責任を問われることがあり、契約解除や損害賠償を請求される可能性もあるため、十分な注意が必要です。
築浅の物件では、経年劣化は少ないと考えられますが、建築時の施工ミスには注意が必要です。
売主が知らなかった瑕疵も契約不適合責任の対象になるため、売却前に物件のチェックをおこなう必要があります。
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築浅の一戸建ては価格が下がる前に売却したほうが良い?
築浅の一戸建ては、時間が経つほど価値が下がるため、売却を決めたら早めに手続きをすることをおすすめします。
その理由は、以下のとおりです。
築年数が増えるにつれて価格が下落するため
一戸建ての価値は築年数が経つにつれて減少します。
国土交通省の報告によると、新築後1~2年で約10%価格が下がり、築5年で新築時の70%程度まで低下します。
さらに築10年では半分以下の価値になることがあるため、早期に売却したほうが有利です。
たとえば、4,000万円で購入した一戸建ては、築1~2年で約3,600万円、築5年で約2,800万円、築10年で2,000万円まで下落する可能性があります。
築15年までの価格下落は、とくに顕著です。
築年数が増えるごとに約5%ずつ価値が低下するため、売却を考えている場合は、できるだけ早く進めることが賢明です。
ただし、土地の価値には築年数が影響しません。
土地自体の価値は時間が経ってもほとんど変わらない点も考慮すると良いでしょう。
築浅物件の売却希望者は増加傾向にある
近年、築浅物件の売却希望者が増えていることが、東日本不動産流通機構(レインズ)の調査で明らかになっています。
一戸建てや中古マンションを含め、築5年以下の物件に対する売却希望がとくに増加しており「高値で売れるうちに」と考える方が増えているためです。
さらに、築浅物件の売却成約数も上昇しており、築浅物件を求める買主も増えています。
そのため、需要が高い今が築浅一戸建てを売却する最適なタイミングです。
設備が新しいため高く売れるチャンスがある
築5年程度の築浅物件は、設備が比較的新しく、室内の損傷も少ないため、売主は購入時と近い価格で売却したいと考えがちです。
しかし、買主にとっては一度使用された中古物件であるため、新築と同等の価格には魅力を感じにくいかもしれません。
売主と買主の価格に対する期待の違いが大きいほど、取引が成立しにくくなることがあります。
とくに、物件の供給が少なく人気のあるエリアや、周辺開発が進んで不動産価格が上昇している地域では、購入時と同等かそれ以上の価格で売買が成立することもあります。
一方で、中古物件の価格は築5年を過ぎると顕著に下がり始めるため、価格に固執して売却に時間がかかると、最終的には大きく値下げをしなければならなくなることもあるため、ご注意ください。
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築浅の一戸建てを早期売却するコツとは?
築浅の一戸建てを早期に売却するには、以下のポイントがコツです。
①設備をそのまま残すかどうか決める
築浅の一戸建てを高く早く売るためのコツの1つに、住宅の設備をどう扱うかがあります。
通常、家を売却する際にはエアコンや照明器具などの設備を撤去することも考えられますが、築5年以内の住宅ではこれらの設備がまだ新しいため、そのまま残すことが望ましい場合が多いです。
とくに、新しいエアコンを設置すると高額な費用がかかるため、買主からは設備を残してほしいという要望がしばしばあります。
買主の要望に応じることで、物件の魅力を高め、より高い価格での売却が期待できます。
②室内を清潔に保つ
築浅物件の清潔感は、購入希望者にとって重要です。
築5年程度の物件を見る際、買主は建物や内装が良い状態であることを期待しています。
そのため、目立つ汚れがある場合は、壁紙の張り替えやプロによるクリーニングを考えると良いでしょう。
とくに、カビやゴキブリの糞によるシミは、内覧時の印象を大きく損なうため、徹底した清掃が不可欠です。
水回りも汚れが溜まりやすい場所なので、内覧前にはしっかりと清掃することが重要です。
掃除により、物件の魅力を最大限に引き出し、購入者の印象を良くすることができます。
③ローンの残額を確認する
住宅ローンが残っている物件を売却する際には、住宅ローンを完済し、抵当権を抹消する必要があります。
売却した物件から得られる金額が残っている住宅ローンの残債をカバーできる場合、そのお金を使ってローンを返済することが可能です。
ローン返済後に余った金額は、自由に使えるお金として手元に残ることになります。
物件を売却した際に得られる代金だけでは住宅ローンの残債を完済できない場合、自分の貯金や他の資金を使って残りの債務を清算することになります。
自己資金での返済が難しい場合は、住み替えローンを利用するのも1つの手です。
住み替えローンとは、新しい住宅を購入するための資金と、現在の住宅のローンを完済するための資金を合わせて借りることができるローンです。
住み替えローンを利用すると、今の家のローンが残っている状態でも新しい家への買い替えが可能になります。
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まとめ
築浅の一戸建てを売却する理由は、家族構成の変化、離婚や転勤、介護をきっかけに実家で親と同居するためなどが挙げられます。
一戸建ては築年数が経過するごとに価格が下がるため、早期に売却するほうが有利です。
売却を成功させるコツは、設備を残すかどうか決めることや、室内の清潔さ、住宅ローンの残額を確認することです。
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