No.64 傾聴
こんにちは、ゾーホームの柳澤です。いつもお世話になっております。
先日、夜中に手のひらに強い痒みを感じて目が覚めました。
見てみると、小さな水ぶくれができており、どうにも気になって眠れなくなってしまったため、
翌日皮膚科を訪れることにしました。家から徒歩1分のところにある評判の良い病院で、
高齢のベテラン医師がいるとのことでしたが、口調が強いと聞いて少し不安もありました。
それでも妻に勧められたので行ってみることに。診察まで2時間待ち、
ようやく自分の番が来たのですが、先生は私の手を見るなり
「これはウイルス性のイボだね。焼かないと治らないよ」と決めつけたように言われました。
事前にネットで調べていたので、見当違いの診断に戸惑っていると、
すかさず「これはイボ以外に考えられない!」と続けて断言され、「いつからできたの?」と聞かれました。
「昨日です」と答えると、すぐさま「そんなわけない!昨日できたものでこんなに硬くなるはずがない」と強く否定され、話が通じません。確かに昨日できたものだったのですが、先生は「1週間に1度焼きに来て計3回は最低でも通院が必要。他の治療法では治るまでに数か月かかる」とのことでした。
話の内容に納得がいかなかったので、長時間待ちましたが、治療を断って病院を後にしました。
どうしても最初の診断に納得できなかったため、別の皮膚科を訪ねてみました。
そこでは、先生がまずは私の話を丁寧に聞いてくれました。
それから手を診て「これは汗疱(かんぽう)だね。暑い時期によく出るものだから心配いらないよ」と優しく説明してくれました。「汗疱は、汗腺が詰まってできるもので、痒みで眠れなくなることもあるんだよ。痒み止めを塗って様子を見ていれば、自然に治るよ」とのことでした。この説明を聞いて、前夜に痒みで目が覚めた自分の症状と一致し、ようやく納得がいきました。
その後、2日ほどで痒みも治まり、無事に完治しました。最初の医師の断言には少し不安を覚えましたが、別の医師に相談することで冷静に判断でき、安心して治療を進めることができました。
この経験を通じて、改めて「傾聴力」の大切さを実感しました。患者の話に耳を傾け、しっかりと状況を把握してもらうことが、適切な診断と治療に繋がるのだと感じました。私自身も日々の仕事で、お客様の声にしっかり耳を傾ける姿勢を忘れないようにしていきたいと思います。ベテラン医師のことを鵜呑みにしていたら、貴重な休日の2時間を待合室で過ごすことになっていました…危なかったな~
◆編集後記◆最後までお読みいただきありがとうございます。先日、友人から再建築不可の実家の土地についてご相談いただいたお話です。買取再販の不動産会社の営業に相談したところ、多くは「取扱いできない」や「価格が下がる」といった回答でしたが、その中で「賃貸での活用」を提案してくれた営業がいました。再建築不可の土地は売買だと相場が下がりますが、賃貸であれば通常の相場で出せるため、資産価値をしっかり維持できるというメリットがあります。そのことを友人に伝えると「やっぱり聞いてよかった」と大変喜ばれました。この経験を通じて、複数の視点からの提案の大切さを実感しました。これからもお客様にとって最善の選択肢を提案できるよう努めていきます。横の繋がりはやはり大切ですね!