新築と中古でマンションの探し方は異なる?事前に決めておきたい条件も解説

新築と中古でマンションの探し方は異なる?事前に決めておきたい条件も解説

家族が暮らすマイホームとしてマンション購入を検討しはじめると、次にどのように物件を探したら良いのかに、不安を感じられているのではないでしょうか。
マンションの探し方や情報収集は、新築物件か中古物件かで、押さえておきたいコツが異なってきます。
そこで今回は、新築物件と中古物件別のマンションの探し方や、事前に決めておきたい条件について解説します。

失敗しないマンションの探し方!事前に決めておきたい条件

失敗しないマンションの探し方!事前に決めておきたい条件

長く快適に暮らすマイホームとなるマンションを探すには、自分にとって大切な条件をあらかじめ把握しておくことがポイントになります。
まずは、マンションの探し方の一環として、事前に決めておきたい3つの条件について解説します。

予算を定める

失敗しないマンションの探し方として、事前に決めておきたいことのひとつが、予算です。
マンション購入時の予算は、多角的な視点で検討することが大切ですが、とくに初期費用とランニングコストで分けて、必要な費用を考えることがおすすめです。
初期費用は、マンションの購入価格を含め、取得にかかる費用を指しています。
たとえば、購入価格以外に登記費用や仲介手数料などが初期費用に挙げられますが、諸費用として購入価格の6%から13%ほどを現金で支払う必要があります。
マンションの購入価格については年収の5倍が、一般的な目安です。
事前に、頭金として準備できる金額や毎月の返済可能な金額を試算しておくと、購入候補となる物件の価格を定めやすくなります。
また、マンション購入時の多くのケースで住宅ローンが利用されますが、住宅ローンの返済額もランニングコストに含まれます。
定期的に支払うことになるランニングコストには、ほかにも管理費や修繕積立金といった費用を想定しておくことが必要です。
住宅ローンについては、借り入れ金のほかに、金利の支払いも考慮した総額で予算を検討します。
返済の負担が大きくなると、家計を圧迫する可能性もあるため、事前に将来の支出を想定しておくこともポイントです。
結婚や出産、転職や子どもの教育費など、考えられるライフイベントに紐づく支出や収入の変化を視野に入れ、無理のない返済計画を立てることが大切です。

住みたいエリアを決める

マンションを探すときには、住みたいエリアも事前に決めておきたいことになります。
住みたいエリアの希望は、ご家族ごとに異なってくるため、事前に自分と家族の意見をあわせて確認することが大切です。
転居先のエリアを検討するときには、現状の悩みや不満の解消につながるかを判断基準のひとつとするのもおすすめです。
落ち着いた住環境や通気時間、周辺の利便性など、現状のエリアと比較してみると、判断しやすいでしょう。
ほかにも、治安の良さや災害の影響なども検討時のポイントになり得ますが、子育てファミリーにとっては、学区も重要な要素です。
子どもを通学させたい学校が決まっている場合には、マンションの探し方も、その学区内のエリアから選ぶことになります。
就学前の小さな子どもの場合には、評判の良い小学校をピックアップして、学区に該当するエリアから選ぶのもひとつの手です。

将来的な活用

購入したマンションを将来的に売却するのか、家族で住み続けるのかも、事前に決めておきたい項目です。
売却を視野に入れている場合には、購入時点で、資産価値が下がりにくいマンションを選ぶことが必要といえます。
しかし、家族で住み続けることを考えている場合ならば、資産価値に重点を置かず、家族が希望するマンションを選ぶ探し方も良いでしょう。

早めの情報収集がポイント!新築マンションの探し方

早めの情報収集がポイント!新築マンションの探し方

自分にあったマンションに必要な条件の整理ができたら、具体的に物件を探すことができます。
ここでは、新築マンションに絞って、効率的な探し方や情報集の方法についてご紹介します。

インターネットによる情報収集

インターネットの利用は、新築マンションの情報収集をする際に、便利な方法です。
不動産の情報を掲載しているサイトでは、売り出されている新築マンションをまとめて閲覧できます。
検索をするときには、希望の条件を設定し、物件を探すことも可能です。
たとえば、家族が住みたいエリアや予算、最寄り駅までの徒歩分数や間取りなどを入力して、検索します。
インターネットによる新築マンションの情報収集は、手軽に取り組め、比較しやすいことも特徴です。
新築マンションのなかでも人気のある物件は、販売開始されると、早めに完売してしまうケースも見られます。
情報収集も早めにおこなっておくと、しっかり検討したうえで、販売開始にのぞむこともできます。

ディベロッパーの会員サービス

売主となるディベロッパーは、会員制度を設けていることが多いです。
新築マンションの情報の探し方として、デベロッパーの会員制度を利用する方法も挙げられます。
会員制度に登録をした場合には、メールマガジンや会報誌で物件情報を得られるほか、新築マンションの購入の参考になる情報が掲載されていることもあります。
住みたいエリアで新築物件の販売がおこなわれる際には、DMでお知らせされることもあり、効率的な探し方につながるでしょう。

モデルルームを見学する

現地を訪れ、モデルルームを見学することも、新築マンションを検討しているときの有効な探し方です。
モデルルームでは、資料だけではわからない情報を得らえる場合があるほか、共用施設や周辺環境についても説明を聞く機会になり得ます。
予告広告が出されたタイミングで資料請求などをした人を対象として、先行でモデルルームが見学できるケースもあります。
また、新築マンションは第1期、第2期などのように、数期に分けて販売されることも少なくありません。
第1期が売り出される前に情報を取得できると、住戸を選ぶ際の選択肢も多くなります。

希望エリアの提案が得られる!中古マンションの探し方

希望エリアの提案が得られる!中古マンションの探し方

マイホームとなるマンションを選ぶ際、リーズナブルな中古物件も魅力的な選択肢です。
ここでは、新築物件とは異なる、中古マンションの探し方のコツや情報収集について解説します。

口コミなども見る

中古マンションの探し方でも、インターネットの利用は、有用な方法といえます。
情報の探し方のポイントとしては、こまめに更新をチェックすることです。
急に新しい売り出しの情報が掲載されることもあれば、条件の良い、人気のある中古マンションは、すぐに契約成立に至るケースも見られます。
また、中古マンションならではの探し方として、口コミを確認するのも良いでしょう。
実際に居住していた住民による口コミのなかには、住んでいたからわかる情報もあります。
すでに住んでいた住民がいることは、中古マンションならではの情報源であり、メリットともいえます。

不動産会社から提案をもらう

物件数も多い中古マンションの探し方として、インターネットだけでは、情報を網羅することは困難です。
中古マンションの売主のなかには、売却を周りに知られたくないといったケースもあり、インターネットに掲載していない物件もあります。
不動産会社に相談をして、直接提案を受けることにより、希望エリアの未公開物件から、希望にマッチする情報が得られるケースも少なくありません。
希望エリアの中古マンションの提案を受ける際は、弊社のような地域密着した不動産会社に相談することがおすすめです。
インターネットに掲載されていない物件の紹介が得られる可能性のほか、地域の情報や特性にも精通しているため、中古マンション探しを的確にサポートすることが可能です。

まとめ

マンションの探し方の一環として、事前に予算などと一緒に、住みたいエリアを決めることは大切です。
新築物件では、早めの情報収集をすることが、販売開始前にしっかり検討できるポイントになります。
中古マンションでは、地域に密着した不動産会社に相談することが、未公開物件の情報やエリア特性を知ることにもつながるため、おすすめです。