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Vol.62 失敗と努力

店長通信

柳澤 敬太

筆者 柳澤 敬太

不動産キャリア6年

当社は、創業50年の住宅資材専門商社から生まれました。長年にわたりお客様から支持を得てきた老舗商社だからこそ、「私たちの都合」ではなく「お客様の目線で考える」という視点を大切にしております。特に「不動産屋は何か怖い」と、ハードルを感じられている方は、当社のスタッフとお会いいただき、違いを感じていただきたいと思います。

失敗と努力

こんにちは、ゾーホームの柳澤です。いつもお世話になっております。

先日、息子の習い事であるダンスの発表会を見に行きました。


毎年複数のイベントに参加していますが、中でもこの発表会が最も力を入れているものです。

ダンスの振り付けや音楽の選曲を考えるところから、息子は先生とマンツーマンでレッスンに励んでいました。毎年恒例の発表会ですが、レッスンが非常にハードで先生も厳しいため、一緒に習っていた子供たちは次々に辞めてしまい、今年は息子一人で発表会の舞台に立つことになりました。


先生はプロのバックダンサーとしての経験があり、とてもクオリティの高いダンスを求められているようです。今回発表するジャズダンスは、和風の曲に合わせて踊るため、着物と扇子を使った振り付けが含まれています。小道具を使うのが初めてだったため、練習では何度も失敗を繰り返していましたが、それでもめげずに繰り返し練習をしていました。


息子は、いつも最終的には成功して良い結果を出してくれるので、私はどこか安心して見守っていました。


そして迎えた本番当日、息子は全部で5曲に出演しました。

特に力を入れていた扇子を使うジャズダンスは2曲目に披露されましたが、私は見ている間中、とても緊張していました。ダンスが始まって1分ほど経った時、着物の袖に扇子が引っかかり落としてしまいました。私は内心「落としてしまった」とショックを受け、その後の踊りが全然目に入りません。


しかし、息子は冷静に最後まで踊り切りました。

その後も3曲残っていましたが、舞台袖で先生のところに行くと、息子は号泣していました。

おそらく、とても悔しかったのでしょう。


先生からは「また成功するまで練習しよう。今は切り替えて、次の曲に集中して!」と励まされ、その言葉にプロとしての高い意識を感じました。


次の曲では、すぐに気持ちを切り替え、笑顔で踊っている息子の姿を見て、精神的な成長を強く感じました。すべてのダンスが終わり、息子と先生が振り返りをした際、先生は「挑戦をすれば、失敗は必ずついてくる。大切なのは次に繋がる努力をしているかどうかだ」という話をされていました。


口だけではなく、実際に魅力的なダンスを見せてくれる先生だからこそ、重みのある言葉だと感じました。大人の私もその言葉に胸を打たれました。


息子の習い事から、多くのことを学ばせてもらいました。

私も、次に繋がる努力のできる大人として、子供の手本になりたいと改めて感じました。

本当にカッコいい先生ですし、息子もよく頑張りました


 ◆編集後記最後までお読みいただきありがとうございます。

先日、電車内で体調不良の高齢男性に遭遇しました。顔面蒼白で具合が悪そうでしたが、周りで声をかけていた人たちに対して、『大丈夫だから!』と強く言い、電車から降りようとしません。


駅員さんがすぐに来て対応していましたが、ホームに出てからもフラフラしながら『もう大丈夫だ!』と言っていました。案の定、体調が悪化したのか、その後、車椅子に座って項垂れていました。その一件で電車はかなり遅延してしまいました。


体調不良は誰にでも起こりうることなので仕方ありませんが、『素直さ』って大切だなぁとしみじみ感じた出来事でした。


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