Vol.47 おじいちゃんの船員日誌

店長通信

柳澤 敬太

筆者 柳澤 敬太

不動産キャリア6年

当社は、創業50年の住宅資材専門商社から生まれました。長年にわたりお客様から支持を得てきた老舗商社だからこそ、「私たちの都合」ではなく「お客様の目線で考える」という視点を大切にしております。特に「不動産屋は何か怖い」と、ハードルを感じられている方は、当社のスタッフとお会いいただき、違いを感じていただきたいと思います。

おじいちゃんの船員日誌

 こんにちは!お世話になっております。ゾーホームの柳澤です。

今月も宜しくお願いします。


今回は、15年前に病気で亡くなった私の祖父のお話です。

先日、法事があり地元に帰省し、実家でゆっくりと過ごしていました。


ふと、祖父の写真が飾られている棚の下を気にして見てみると、

1970年~2008年までの船員日誌を発見。


昔、祖父は横須賀から海外に荷物を運ぶ船の船長として働いていました。

その時から退職後亡くなる半年前までの日誌でした。


それを一度も見たことがなかったので、読んでみることに。

そこには、風の向きや強さなどの専門用語がビッシリとページを埋めています。


また、「シケで慌てる船員は海に落としたい。士気を乱す。」といった

船長として責任の重さを感じさせる厳しい言葉もあり、

祖父が苦労した日々が所々から伝わってきます。


生前よく「自然には逆らえないから、冷静に自然体でいればいい。」と

口癖のように言っていたことを思い出しました。


また、日誌全体を読んだ印象は、常に「冷静でポジティブ」。

天候が悪い時や船のトラブル、人間関係などに対しても、

祖父は船長として心を乱されないようにしていたのだと思います。


そんな日誌も書き続けて約40年が経ち、最後を迎えます。

病気で弱っていた手には力が入っておらず、とても読みにくい文字でしたが、

「天候は○○、食事は○○、医師から

「リハビリをしても歩くまで回復するのは厳しい」と言われた。」と

事実が淡々と書かれていました。


厳しい現実に直面して、とてもショックだったことでしょう。


しかし、最後には「どんな時も逆境に強い男。リハビリを頑張ってみる。」と

力強く書いて締めくくられていました。


この日誌を通して、祖父の生前の思いを垣間見ることができ、

どんな時も冷静でポジティブに考えることの大切さをあらためて

教えてもらったようでした。


その後、お墓参りをして、感謝の気持ちを伝えて、

大好きだった焼酎を手向けました!祖父はとても酒癖が悪く、

大声で歌っている姿も一緒に思い出したのでした()

本当に豪快なおじいちゃんだったな~。


編集後記最後までお読みいただきありがとうございます。

さて、今月の柳澤通信はいかがだったでしょうか?


最近、妻から私の寝言が面白過ぎて、眠れないと指摘を受けました。

謎のおばちゃんから何かをもらっているシーンで、

「おばちゃんありがとう!本当にありがとう!」と

すごいお礼をしているらしいです()


またおばちゃんを寂しそうに呼び止めるシーンもあったらしく。


謎のおばちゃんがどうなったのか続きが気になっているとのことでした。

最近のドラマより気になって眠れないようです()


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