Vol.33 過去の経験を忘れず

店長通信

柳澤 敬太

筆者 柳澤 敬太

不動産キャリア6年

当社は、創業50年の住宅資材専門商社から生まれました。長年にわたりお客様から支持を得てきた老舗商社だからこそ、「私たちの都合」ではなく「お客様の目線で考える」という視点を大切にしております。特に「不動産屋は何か怖い」と、ハードルを感じられている方は、当社のスタッフとお会いいただき、違いを感じていただきたいと思います。

過去の経験を忘れず

 こんにちは!お世話になっております。ゾーホームの柳澤です。

今月も宜しくお願いします。


311日になると毎年、東日本大震災を思い出します。

当時被災された方々にはお見舞い申し上げます。


ちょうど同じ時期に私にも大きな事件がありました。

親会社で働き始めて1年が経った頃。それは突然のことでした。


ある朝、目を覚ますと「喉の痛み・咳・倦怠感」の症状がありました。

上司に事情を説明して病院へ行くことに。


当時はガソリンスタンドが大行列で渋滞が酷くなかなか病院へ辿りつけません。

そのため近くのコンビニに寄り、朝食を摂ることにしました。

ところが商品棚はスカスカ。


普段なら選び放題のおにぎりやパンが全くありません。

「全然食べ物ないな。」とガッカリしていると。


わずかに残っていたものがありました。

「アップルパイ」が3つだけ…。

甘いものが苦手な私には、

強烈な一品でしたが仕方がないので購入して車中で食べたのです。


するとなぜか体調がさらに悪化し、

咳がひどくなり、胸やけまでしてきます。


「食べなければよかったな」と後悔をしながら、

なんとか渋滞を抜けて病院に辿り着いて診察室へ。


医師が鼻の中を見て「ひどい花粉症だね」と一言。

「これが花粉症?」と聞き返してしまうほど花粉症とは無縁の生活でした。


その後アレルギー検査をしてもらうと、

スギ・ヒノキ・リンゴ・ハウスダストとアレルギーのオンパレードでした。


花粉のアレルギーで戦っている体に、

リンゴアレルギーを知らずに朝から食べていたのです。


「それは悪化するよな…。」と更に後悔するのでした。

その後、花粉症程度で仕事を休んでしまったことへの罪悪感が押し寄せてきます。


「たしか今日は忙しかったはずだよな…。先輩すいません。」と

心の底から思った日でした。11年も経ったので時効ということでお許しください。

そして現在でも花粉症に苦しんでおります。


しかし、11年前と違うのは「そろそろ花粉が来るな~」と

備えられることです。災害も同じです。

“いざ”という時に直ぐに動くことができるように備えておく事が大切です。


3月は昔の苦い記憶と一緒に防災についても思い出す月にしていきたいと思っています。


編集後記最後までお読みいただきありがとうございます。

さて、今月の柳澤通信はいかがだったでしょうか?


11年前、私にはもう一つ忘れられないことがあります。

ある先輩に「プレステ3」をあげる約束をしていました。

突然「今日持って来て!」と催促が入ったので持っていく事に。


しかし、震災後だったので電車は超満員です。

立っている人が座席に倒れ込んでしまうほどでした。

そんな中「プレステ3」を持っていた私。


満員の車内でプレステが私の腹部に突き刺さります。

周りの冷たい視線を感じ、仕方なく頭の上に持ち上げることに。

袋から覗くコントローラーがさらに注目を集めます。


とても恥ずかしい思いをしながら池袋まで揉みくちゃにされたことを今でも覚えています(笑)


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